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第4話 いろいろやります

2019年03月09日

◇WONDEROOMは何屋さん??

WODEROOMは、何屋さんかイマイチ分からないということを言われたことがあります。正直、自分でもよくわかりません。

一応、内装工事・内装デザイン・店舗デザイン・住居デザイン(リノベーション)・インテリアコーディネート・ロゴデザイン・名刺デザイン・ホームページデザイン・ブランディングをやってます。他にもやってるかな。

直近の店舗の仕事でも、内装工事をして、インテリアコーディネートをして、もともとあった名刺をオシャレにリメイクして、もともとあったホームページを修正して、フラワーアレンジメントもして。という幅広いことをしました。

なんで、こんなに色々やるかと言うと、全部やって"ガッポリ儲けたいから"です。

 

・・・嘘です。

 

◇インテリアじゃなくて世界観をつくりたい

本当の理由はもっと自分本位で、せっかくお店のインテリアをオシャレにしたのにホームページやロゴがダサいと嫌だからです笑。お客さんが良くても自分が嫌だ。

根本的に、WONDEROOMは"お店のインテリア"をデザインしたいんじゃなくて、"お店の世界観"をデザインしたいと思っています。

お店の世界観というのは、インテリアだけにとどまらず、まずオーナーさんの人柄があって、インテリアやロゴやホームページやその他 お店に関わること全てが組み合わさって"お店の世界観"になります。だからなるべくできることはやりたい。絶対にお客さんのためにもなるとも思っています。

過去のブログを読んで貰えればわかると思いますが、自分本位といったって、WONDEROOMがやりたいようにWONDEROOMのスタイルで勝手にデザインする訳ではないので安心してください。

 

◇世界観をつくる≒ブランディング

"お店の世界観のデザイン"というのを大きな意味では"ブランディング"といいます。

もともとのお店のポテンシャルを最大化したり、デザインし直したり、コンセプトや意味をつけてお店の方向性を明確にしたり、そんなことがブランディングです。

お店や案件によってブランディング方法は様々なので説明しにくいんですが、ブランディングというものがなんとなく分かるように例え話をします。

 

◇”斬新な”ブランディングを紹介

好きな”漢字”ありますか?

例えば、「愛」とか「志」とか「和」とか「喜」とか

一般的にはそんなところかもしれません。

 

一方、私は 断然「縫」です。

裁縫(さいほう)とかの縫う(ぬう)です。

 

「縫」という字を見たって、お母さんが雑巾を縫ったりとか。そんなイメージでしょう。

 

ところが、WONDEROOMが「縫」をブランディングすると、ものすごくロマンティックになります。明日から「縫」がオシャレに見えてしょうがなくなると思います。

 

では、いきましょう。

まず「縫」という漢字を分けます。

糸へん と 逢う(あう) でできています。

 

糸というのは、中島みゆきさんの「糸」という曲だったり「運命の赤い糸」だったり、布と布をくっつける紐状のものという物体的なものを超えて、人と人の関係性 とかく大切な人との関係を繋ぐものという素敵なイメージがあると思います。

 

そして、「逢」のほう。

会うと逢うの違い知ってますか?

予定して自発的に あう ことを 会う。予期せず偶然的に あう ことを 逢う。と言います。

「明日友達と会う。」「街で素敵な人に逢った」的な。

そして「家の前で気持ち悪いおじさんに”逢った”」とかネガティブな意味で使わないのがポイント。

 

◇ほぼ「エターナルサンシャイン(2004年公開映画)」

あらためて「縫」の文字を見ると、さっきと見え方が違いますよね。

"運命の赤い糸で結ばれていた誰かと偶然に出逢う"ということがこの一文字に凝縮されています。

ほぼ"エターナルサンシャイン"の映画を一本観たのと同じ充実感が一文字に。

※冒頭のイメージ写真は映画エターナルサンシャイン

(エターナルサンシャインを観たことがない人に一言で説明すると、「記憶を消して人生をやり直しても結局、偶然出逢って同じ人を愛することになるんだなぁ」という偶然だけど必然で”運命の赤い糸”で引かれ合ってるということを感じる映画です。とても良い映画です。)

 

なぜ、昔の人はこんなにも素敵な漢字を 裁縫 的な意味の縫うにしてしまったのか。

そんな作業的な意味のジャンルじゃなくて、恋愛的なジャンルにしたほうが良かった。

「愛」「恋」「縫」同レベルのロマンティックさだと思います笑。

 

WONDEROOMが大昔に漢字をデザインしていたら、今頃 ”愛してる”的な意味で 「あなたを縫ってる!」とかそんな使い方をしていたかもしれません。だいぶ猟奇的に聞こえますが笑。

 

こんな感じでもともとのポテンシャルを最大に引き出して、意味をつけてデザインする。

これが、ブランディング。笑。お分かり頂けたと思います。

 

WONDEROOM 代表 鈴木宏

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